今が旬!多摩川河口の自然の話 58 つくしんぼでたよ^^

つくし誰の子♪スギナの子♪ 春の顔ぶれの一つにツクシもありますね。ツクシはシダ植物のスギナの胞子茎(胞子を飛ばすための茎)です。多摩川河口でもやや乾いた土手などにチラホラと見えだしました。😊ツクシ摘みをして野草料理を作るのも春の楽しみ。

 はかま(茎の節を囲んでいる部分)をとってよく洗い、おひたし、てんぷら、卵とじ、つくだ煮など。

 筆者は🥕にんじんの細切りと混ぜてキンピラツクシに😊。

ごはんにも、お酒🍶にもとっても合います。

 しかしあまり食べすぎにはご注意。野草料理はほどほどが

良いようです。

                   2024年3月12日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 57 🌸桜さがし

 暖かいどころか暑い!と思ったら急に寒くなったり:: 

いくら三寒四温と言っても、今年の冬はあまりにも気温差が大き

すぎますね^^;

 写真は六郷河原の水門近くの「サトザクラ」の仲間🌸

例年だと2月に入ると咲きだします😊 まだまだ咲きだしですね

 多摩川河口では主に、このピンクのサトザクラや、白い「ヤマザクラ」の仲間、そして、「ソメイヨシノ」また「ヤエザクラ」と

数種類の桜🌸が咲きます。

 季節の時間差でいろいろな桜が楽しめますよ。順を追って

桜🌸さがしを楽しんでみてください(^▽^)/

※追伸 2月29日現在満開です(^O^)

                   2024年 2月24日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 56 オオバン

寒いこの時期、水面に浮かぶ真っ黒な鳥。なんだかカラスをふくらましたような、コロンとした体。大きさは約40cmほど。それはオオバンです。

多摩川河口では主に冬に多く見られ、時には数十羽の群れになることも。また、ヒドリガモの群れに混ざったり、時には土手に上がり大勢で草をついばんでいることもあります。

足には水かきがあるので、泳いだり潜水することもできます。

額版(おでこの固いところ)は、白色。よく似たバンはこの額版が

赤色で、一回り小さいです。

多摩川河口ではバンは少数派ですが夏でも見られるのに対し、

オオバンたくさんいますが、ほぼ冬の鳥です。

意外に近くで見られる鳥です。ちょっと探してみてくださいね😊

                   2024年1月20日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 55 今年の冬鳥は、、

冬もいよいよ本格的に、寒さが厳しくなってきましたね⛄

多摩川河口の冬鳥たちもだいぶ出そろいました。🐦🐤

陸地では、モズ、オオジュリン、ツグミ、セッカ、ヒヨドリ、など

水辺では、セイタカシギ、イソシギ、ヒドリガモ、オナガガモ、コ

ガモ、ホシハジロ、カルガモ、スズガモ、マガモ、オオバン、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ユリカモメ、セグロカモメ、など、

猛禽類はミサゴ、チョウゲンボウ、など、

今は野鳥観察観察には持って来いの季節です。😄「今年は鳥が少ないな~」なんて、野鳥ファンの鳥談義にも華が咲くころですね。

お散歩やジョギングのついでにちょっと、鳥達にも目を向けてみてはいかがでしょうか。😊

                    2023年12月19日 記

今が旬!多摩川河口の自然の話 54 鳥たちの受難😢

 二枚の写真をよく見てください。右はドバト(カワラバト)左は

コガモ。どちらも足に釣り糸が絡みつき、飛べません😢

多摩川は釣り人もとても多いので、こんな悲しい光景に時として

出会います。😢

 幸いコガモの方は当方のスタッフが手袋をして胴長をはき、大きな網で捕獲し確認し、怪我が無いようでしたのでリリースしたら、遠巻きに見ていたコガモたちの群れに帰って行きました。

 ドバトは羽は無事のようで、羽ばたいて逃げていきました。

 もし、野外でこんな光景にであってしまったら、川崎市であれば

「夢見ヶ崎動物公園」に問い合わせてみてください。

 アドバイスがあるかと思います。😊

(安易に野生動物には触らないようにしてくださいね^^;)

しかし何より、落ちているゴミの中には、野生動物のとっても私達人にとっても危険なものがある事を意識しましょうね。😢

                    2023年11月27日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 53 マハゼのお腹から😲

🐟秋が深まりハゼ釣りもそろそろ終盤に🐡

写真は11月に釣ったマハゼです。下の薄黄色の固まりは、他の、マハゼのお腹の中から出てきた、おそらく卵塊(たまご)です😲

マハゼもすっかり大きくなって、15cmを越える個体もたくさん

釣れました。😃 釣ったハゼは美味しく天ぷらに(命は大切に)

マハゼはこれから産卵の季節。初冬から晩冬にかけて河口の深場に

穴を掘り、産卵して命を次の世代に繋ぎます。

ありがとうハゼ達、また来年、少しだけ命をくださいね_(._.)_😊

                 2023年 11月11日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 52 今年のセイタカシギは、、

白と黒のコントラストの羽色、干潟を歩く赤く長い足、そして赤い目、この美しい鳥はセイタカシギです。

 毎年、初秋から晩冬にかけて多摩川河口にやってきます。

今年は10月下旬現在、干潟館の観察では9羽を確認しています😊

 冬の多摩川河口名物といっても良いこの鳥を目指して、遠くから重たい📸カメラを持ってやって来る野鳥ファンもいます。

 多い年には、30羽ほど確認できた時もありましたが、最近は やや少なめです😢

 しかし秋なって今年のセイタカシギを初めて見たときにはほっと胸をなでおろすことも。😊

 毎年しっかりと、季節ごとの自然の変化を見られることは、とても大事な事ですね。

                   2023年10月25日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 ギンヤンマ 51 

 秋になると多摩川の岸辺をス~イス~イと華麗に飛ぶトンボがいます。それは「ギンヤンマ」

 ギンといっても黄緑色、オスは胴の一部に水色があり(ないのがメス)とても美しいトンボです😊写真は産卵中、所謂、「おつながり」です。前のオスが尾でメスをおさえて産卵させています。

 枯れた植物の茎などに卵を産み付けると言われていますが

干潟は芦原が広大に広がり、枯れ枝もたくさん水面に浮かんでいたりと、産卵に適した場所がたくさんあるのかもしれません。

川面を眺めながら、ちょっと気にしてみてください。

きっとこんな素敵なトンボに出会えますよ。

                   2023年 10月1日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話50 カニが主役❔この地球😲

 今年の夏は本当に暑い、、毎年そういいながら一体どれだけ気温が上がり続けるのでしょう😢

しかしその暑さの中で、カニ達🦀はなぜか元気(⌒∇⌒)

写真は8月のアシハラガニ。夏の日差しをものともせず、干潟に

大群で繰り出しています。😊

強い大きなハサミで、魚の死骸や、時には他のカニを襲って食べたりと、なかなか獰猛なカニです。

 また名前の通り芦原が大好き。ハサミを使って、アシの葉っぱをちぎって食べたりもします。まさに雑食😲

 そして夏は彼らにとって大事な繁殖の季節。

このまま気温が上がり続けると、いつか暑さに強い干潟のカニ達がこの地球の主役になる時が来るのかもしれませんね^^;

                    2023年8月20日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話49 珍客到来^^

ちょっと以前の写真ですが、この子は「アオダイショウ」クン😊

わりとおとなしい子でしたので、うまく筆者の自撮りの写真に収まってくれました😊 

 多摩川河口の自然にいるのは、ほとんどが無毒のアオダイショウと、まれにシマヘビです。

 しかし万が一、毒蛇のマムシが上流から大水の際、流されて帰れずにいることがあるので😢、安心はできません。😲

 自然は多くの場合がそうであるように、わからないことは、まず

警戒して、冷静によく見て観察することが大切ですね。

 むやみやたらに殺したり、いじめたりすると、大切な役割がある

生き物を減らすことになってしまうかも、ちなみにアオダイショウ

は、作物を荒らすネズミを捕ってくれる味方と、昔の農家さんは

大事にされていたこともありますね。(^▽^)/

(お金の神様って言われるときも^^)

 土手では初夏、よく草刈りが行われます。突然刈られて裸になった草原で、途方に暮れる🐍ヘビクンに出会ってしまうことがあります。😥でも、そっと見守ってあげれば、どこかにいなくなって

くれますよ。また初夏は彼らの大切な繁殖の季節でもあります。

                       7月21日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 48 今年のヒヌマイトトンボは

毎年、梅雨の時期に合わせて、多摩川河口で観察されるヒヌマイトトンボ、1971年に茨城県で発見した新種とされていますが、実は

多摩川河口にも😲。汽水域のアシの茎に産卵するとされていてますが、大きな川の河口の芦原は常に開発の危機にされされているため、今や貴重はトンボとなっています。

 今年は干潟館の観察ではやや多め😊、だけどどこかで見つけても捕まえたりせずに、そっと見守ってあげて下さいね😊

                       7月4日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 47 脱皮の瞬間😲

 見にくくってごめんなさい_(._.)_

写真中央、植物の茎の上によく見ると二匹のカニが😲

 実はクロベンケイガニの脱皮の瞬間です。右側のしろっぽいのが

中身、つまり生きているカニです。左側の色がついているのが

脱皮の皮です。つまり生きているカニではなく、皮^^;です。

 クロベンケイガニはちょうど今頃、夏を迎えるこの季節が活発に

なり始めます。芦原や土手にたくさんのカニがいてびっくりするのもこの頃です。

 多摩川を散策する時にも、生き物たちの命があふれるこの季節を

是非、堪能してくださいませ。

                       6月16日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 46 よかった今年も^^;

 潮が引いた干潟の上には、石がゴロゴロ^^そんな石をひっくり返すと、時に、魚🐟たちの卵がついていることが😲、写真はおそらく(で、ごめんなさい^^)アシシロハゼと思われる卵が(写真右)

そして、石の下には2匹のハゼが仲良く並んでいました。(写真左)

石をそっと戻すと、卵はちょうど彼らの頭の上になります。

こんなことはウロハゼでもありました。季節はちょうど初夏の頃。

同じハゼでもマハゼは早春、深い川底に穴を掘ると言われていますが、もしかしたら、鉄パイプや、家電ゴミなど、彼ら🐠🦀は私達人間が勝手に変えてしまった自然を、ちゃっかり利用しているのかも知れませんね^^; 

                   2023年5月30日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 45 トビハゼWanted😊

干潟にあついお日様が照りつける頃になりました。

写真はトビハゼ。魚のくせに水の中より泥の上が好きな変わり者。

東京湾の干潟があるところに暮らしているハゼの仲間です。🐡

筆者は2008年からこの魚を観察していますが、ここ数年は殆ど

見られなくなりました😢

 原因は分かりませんが、2019年の台風19号以降は特に見られません。彼らは水分の多いドロドロの干潟が好き。この台風で土砂の堆積が進み干潟がやや硬くなったのも一つの要因では、、(・・?

とも考えます。

でも東京湾の別の干潟では健在のよう😊はやく、多摩川河口干潟にも帰ってこないかな~皆さんも、もし見つけたら、干潟館に

お知らせくださいませ😊 お待ちしております。😃

                    2023年5月1日 記

 

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 44 ボラの子受難😢でもね、

ちょっと小さいですが、写真のアオサギの嘴の先を見てください。

魚をくわえていますね😊 これはボラの子です。多摩川河口では

春から夏にかけて、魚やエビ、カニの仲間など、小さな生き物が

たくさん生まれますが、ボラも同じです😃。大きくなると70㎝以上になるボラですが、春、河口で生まれ育つ幼魚は、数十mmの小さな体。彼らは、スズキなどの大型の魚から逃げ惑うように、また浅いところの藻類などを食べようと、数千数万の大群で川面をグルグルと泳ぎ回ります。河岸から見ていてもその姿は圧巻です😃

 干潟館の観察では、だいたい4~5月20mmから30mm 7月から8月40mm以上とだんだんと大きくなるのがわかります。

 そしてやはりだんだんと群れの数が減っていく😢、多くのボラは他の生き物の餌となり、自分たちのためにも、自然のためにも

多様な命の育みに貢献するのでしょう。

 オボコ(おぼこい→かわいい) イナダ(いなせ→カッコいい)

トド(とどのつまり→これ以上大きくならない)など、面白い呼び方がありますね。昔から私達に身近な🐟魚だったのですね😊

                    2023年4月14日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話 43 春の潮回り

「大潮の日、昼間に潮が落とすようになったね。」

干潟館のスタッフがこんな事を言う季節になりました。😊

大潮とは地球と太陽、月の配置で海が引っ張られ(実は地球全体なんですが^^;)干潮満潮の潮位差が大きい事を言います。🌊🦀

それに対して小潮は干潮満潮の差が小さい時。🌙🌞🌍

そして、春から夏になると同じ干潮時でも昼間の方が潮位が低くなります。(詳しくは潮時表や潮位表をお調べください_(._.)_)

 多摩川河口の潮位差は大潮の時で約2メートルほどあります。

これは地域や季節、気象状況によって日々変化します。

 写真は3月21日の干潟観察会の様子。よく見ると多摩川の真ん中位まで歩いていけそうなほど干潟が広がっていますね。😲

 いよいよ干潟あそびの季節がやってきました。しかし水辺の

あそびは危険と隣り合わせです。できればライフジャケットを

身に着けて安全に楽しみたいですね。😊

                   2023年 3月30日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話42 つくしんぼ出たよ😊

 春のラインナップのひとつにこの「つくしんぼ」がありますね。

今年は3月初旬からチラホラと見かけだしました。野草料理には欠かせない植物のひとつですね。😃

 このつくし、実は植物名ではなく、スギナの一部の呼び名です。

スギナはまるでクリスマスツリーを小さくしたような緑の体をしています。このスギナの地下茎(土の中の茎)がつくしを出しています

 ちょっと変わった植物ですね^^;

でもつくしは人気者😃 川の土手や公園のスミっこ、畑の畔道の外れなど、意外に身近な植物です。(乾いたところが好きなよう)

 筆者は「はかま」をとって🥕ニンジンの細切りとあわせてきんぴら風にして賞味します。ごはんにもお酒にも😊ばっちりですよ

(しかし野草料理は間違えないようにお気を付けてくださいね)

                   2023年3月9日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話41 多摩川河口の風と空

 乾いた冬の青空。大師ブルーなどど筆者は勝手に呼びますが😊

かつて高度成長期の40~50年前、川崎の公害がひどかったころは

こんな青空は珍しいことでした。

 今は青空を取り戻すことができ、頻繫にみることができますね。

さて、干潟館の周りは東西南北広く開けていて、当然ながら風を

四方から感じることができます。😊

 冬の時期、主に冷たい北風は東京側、羽田空港✈の方からふいてきますが、これから春が近ずくと東や南(大師祈祷殿の方)からやや暖かい風がやって来ることがあります。😃

 写真は1月の凧あげ教室の様子。大師橋を背に凧をあげている人がいます。やはり東京側からの北方向の風のようですね。

 干潟館では凧の他に、エコクラフトでブーメランやパラシュートつくりもやっています。風をよみながら風と遊ぶ。なんだか、

ちょっと素敵ですね。😊

                    2023年2月7日 記

 

 

今が旬!多摩川河口の自然の話40 今年もあったよ!

さむ~い冬、この季節ならではいきものは数あれど、多摩川河口の

「アサクサノリ」はその中でもとても貴重な生き物です😲

私たちが普段食べているノリは多くがスサビノリ、アサクサノリは

川の水が影響する河口の芦原などに現れます。

カキガラの中でそだった幼体(仔状体)が水中にでて、アシの茎や岸壁などに着生して、海藻の形のノリになります。(葉状体)

 実は多摩川河口は本当に細々と😢アサクサノリが見られる貴重な場所。干潟館スタッフは水温が下がる冬の時期、わずかに見られる河口のアサクサノリを毎年観察しています。👀

 いつまでも芦原が広がり、アサクサノリをはじめ生き物が豊かな

多摩川河口であってほしいものですね😊 2023年1月15日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話39 ちょっと変わり者^^

🎍新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。🎍

さて今、多摩川河口でもたくさんの冬鳥、冬ガモがやってきていますが、その中でもちょっと変わり者🐤アメリカヒドリが例年やってきます。左が普通のヒドリガモのオス、中央がアメリカヒドリのオスです。よく見ると頭の羽色が緑色、真ん中が白(ヒドリガモは赤茶色、真ん中がクリーム色です) 今年は残念ながら筆者はまだ見つけていません😢。写真は昨年1月のもの。ヒドリガモは春が近ずくとまた、北の国へ帰ってしまします。今は繫殖の相手を探し、カップル💑をつくっているとき、皆さんも観察しているととても面白いですよ。そしてもしアメリカヒドリを見つけたら、干潟館のスタッフに教えてくださいね。(^▽^)/お待ちしております。

(追伸 アメリカヒドリは1月4日 筆者が味の素工場裏の河原で確認しました😊)

                   2023年 1月2日 記

今が旬!多摩川河口の自然の話38 カニたちの冬越し

さむ~い冬本番こんな季節はカニたちはどうしているんだろう❓

写真は大きな木の板の下にいたクロベンケイガニです🦀('_')

さらに泥には穴が?これはクロベンケイガニの巣穴です。

彼らはゴミや流木、時には大きな家電後ゴミなどの下に穴を掘り

その中で冬を過ごすことがあるようです😲

写真は筆者が無理にゴミの板を除いてしまったのでカニたちは

ちょっと困惑気味😠 🙇ごめんね_(._.)_カニたち😢 

それでは春までゆっくり休んでね。そ~っと板を戻しました😊

                 2022年 12月16日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話37 今年もきたよ!パート2

やっぱり冬はこの鳥 セイタカシギ(^▽^)/

毎年秋になり冬が近ずくとどうしても気になる鳥のひとつです😊

 今年は河川改修の工事が進められていて芦原の様子が様変わり。

チョット心配だったのですが😢群れになってホントに良かった。

この頃、十数羽が六郷干潟中心に見られますよ😊(11月25日14羽)

彼らは例年、秋から春にかけてここ六郷干潟周辺で冬を過ごし、

春が本格的になるころ見られなくなります。

 冬は野鳥観察🐤にもってこいの季節。暖かくして観察にお出かけくださいね。😊          2022年11月29日 記

 

以下が旬!多摩川河口の自然の話36 今年もきたよ!

ちょっと見にくくて🙇ごめんなさい^^;

写真は水際の草に寄り添うように集う冬鳥のヒドリガモたちです。

今年も多摩川河口にもたくさんやってきてますよ😊 

普段は水の上を「ヒューイ」とオスが声をとどろかせて、隊列を

組んで悠々と水面を行進していますが、時にはこんな所でまったり😊する姿を見ることができます。

これから冬を迎えると、意外にすぐそばで冬鳥たちを観察することができますよ。😊 彼ら冬鳥🐤は遠い北の国からやってきて、冬中、ここ多摩川河口で過ごし、春先にはまた北国に帰って行きます。遠方より友来る😃みんなで暖かく見守ってあげましょうね。

                   2022年11月14日記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話35 マハゼの謎^^;

 秋も深まるころ🍁ハゼ釣りもいよいよ佳境です。夏はサイズが

小ぶりだったマハゼ達。しかし10月下旬ともなると10cmを大きく超え、丸々と太ってきます。🐡🐡😄

 このマハゼ、これから冬になるとどんどん深いところへ向かい、オスは川底に長い穴を掘り、メスを向かい入れ産卵させ、卵がかえるまで守り、やがて死んでいきます😢そしてかえった子たちが

春先、次の命となります。

 なのでマハゼは一年魚。と言われていますが、干潟館やだいし水辺のハゼ釣り教室では、秋が深まったころにも🍁小さな小さな、まるで春先に生まれたようなサイズ(50~60mmほど)の、👶赤ちゃんマハゼがつれることがよくあります。

 いったい、いつに生まれた子たちなんだろ~(゜_゜)多摩川は

不思議なことばかり(・・? やっぱり自然観察が大事ですね^^

                   2022年10月25日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話34 忘れてはいけない事

 上の写真は2019年10月12日に伊豆半島に上陸した、台風19号(令和元年東日本台風)の時の多摩川六郷橋周辺の様子です。

 左は12日未明の六郷橋(筆者の友人が自宅マンションから撮影し提供) 右は、被災後同月23日の六郷グランドの様子です。

 この台風は甚大な被害をもたらし、東日本各地で100人を超える犠牲者を出してしまいました。(川崎市でも1名の犠牲者)

 多摩川も上流から河口域にかけて大きな被害が出て、私たちは改めて自然の恐ろしさを身に染みる事になったのです。

 上流から流出した土砂は膨大な量となり、現在でも多摩川の河床に堆積している部分もあるのです。

 近年の気候変動がもたらすとされる温暖化により、台風が大型

となることは、単に予測としてではなく、現に起きている事として

向き合わなければならないのかもしれません。

 自然は恵みや美しさだけでなく、恐ろしい一面がある事を、常に

意識して、私たちのくらし方や生き方を考えたいものですね。

                   2022年 10月5日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話33 オスのエクリプスって😲

 9月になってもまだまだ暑い日が続きますね^^しかし多摩川河口は少しずつ秋の気配が、、😊鳥たちの世界では9月も末になると、じわじわと冬の顔ぶれが見えだします。

 耳をすませばモズの声、川面を見渡すと北国から屋ってきた冬鳥たちが、チラホラと見えだします。🐦🐦

 写真は9月のオナガガモですが、この時期ならではの羽色です。

なぜなら冬ガモのオスは、メスに繫殖のアピールをするために冬になるとオス独特の派手な色になりますが、まだ渡ってきたばかりの初秋の頃は、メスと変わらない地味な羽色です(´_ゝ`)

 それを、オスの「エクリプス」と言います。

やがて秋が深まるにつれ、だんだんとオスらしい派手な羽色に変わります。まだオスとメスがあまり変わらない冬ガモ🐤たちを見て、「オス・・?それともメスかな?」と、想像を巡らすのも楽しいですね😊たまにはちょっとマニアックな観察もいかがですか😊

                    2022年 9月8日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話32 モクズガニの季節

 大きな甲羅、ハサミをひろげると大きいものは30cmほどにもなるモクズガニ。多摩川河口で一番見つかるのは9月から10月頃。

 彼らは沿岸や河口で産卵し(その後は死ぬようです😢)生まれた稚ガニ(正確にはゾエア)は川をさかのぼり、中流や淡水域で成長し、親になり繁殖のためまた秋に海へ下ります。(筆者も小川や、田んぼの用水など、意外なところで出会ったことがありますよ😃)

 食べても美味しいとして食用としても有名ですね。上海ガニとは

このモクズガニの一種だとか、、しかし多摩川河口のモクズガニは

食べるのはさすがに憚りますね^^;🦀

 潮が引いた干潟にいきなりいたりしますが😲、やっぱり出会いを楽しんで、あとは逃がしてあげましょう。大切な赤ちゃんを

ふやす役割があるのかも知れません😊

                   2022年8月13日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話31 いつ来るかな~セイタカシギ

 真夏の太陽が容赦なく降り注ぐ過酷^^;な季節ですね💀

自然観察も、お散歩も、ランニングも、真っ昼間は避けて、何より

熱中症にならないように皆さまお気を付けてお過ごしかと^^;

 しかし渡り鳥達の世界ではすでに秋の兆しが始まっています😊

写真は昨年の8月6日の六郷干潟のセイタカシギ😊

 かれらは多摩川河口がお気に入りと見えて😊8月から翌年3月はじめころまで、六郷や大師河原の干潟でみることができます。

多い時には30羽以上にもなることがありますよ😲

 例年、偵察隊のように初秋に数羽やってきて、9月末頃には本格的に群れで見られるようになります。🐦🐦🐦

 温暖化や気温の極端化が言われてますが😢、季節通りの自然の 風景が見られるって、ありがたい事ですね😊 (今六郷干潟では既にキアシシギ、アオアシシギ、コチドリが来てますよ😊

★追伸 8月に入り、すでにセイタカシギが来ています(六郷干潟)

                      2022年7月30日

今が旬!多摩川河口の自然の話30 キョウジョシギって🐦

シギやチドリの仲間は野鳥ファンにはなかなかの人気者(鳥?😊

長い足や口ばしで干潟の泥の上を上手に歩き、ゴカイやカニを採る姿にカメラを向けるバードウオッチャーがたくさんいます😊

 しかしその中でも写真のキョウジョシギはちょっと変わり者、

ずんぐりしたハトのような姿、根太い口ばし、だけど、特に夏羽の

色はとてもキレイ😲、「京女シギ」とも書きます。

彼らはこの太くてやや上ぞりした口ばしで、干潟の石やがれきなどを反り上げて、下にいるカニなど生き物を捕らえて食べています。

人工的に流れ着いたがれきやゴミもたくさんある干潟ですが、それがこのキョウジョシギには意外と好都合なのかもしれません😲

 まだまだ暑い日が続きますが、野鳥たちは早くも秋の渡りの兆しが始まっています。

 今年の秋は早いかな~遅いかな~なんて、自然を観察しながら

推測するのも楽しいですね😊

                    2022年7月13日 記

 

 

 

今が旬!多摩川河口の自然の話29 ベビーラッシュ(^▽^)/

上の写真、左がクロベンケイガニ、右がベンケイガニ、です。

どちらもメスの腹部にたくさんの赤ちゃんがこぼれんばかりに^^

びっしりとついています😊 これは初夏のある日の干潟で見つけたカニですが、この時期はカニを見つけると、ときどきこんなメスのカニに出会う事があります😃 彼らは干潟の水際や、ワンド(小さな池のようなところ)など、色々なところで赤ちゃんガニを水の中に放っているようです。因みににカニは厳密には卵ではなく、「ゾエア」と呼ばれる小さなエビのような形をした幼生を腹部に抱え放ちますので抱卵、ではなく「胞子」というそうです。

 調べてみるとその数は記述によってまちまちで数千から数万😲^^;正確な数字はなかなかわからないようですね。(・・?

 筆者も夕暮れ時、潮が満ちた干潟でふと足元に目をやると、ベンケイガニがゆっくりとおなかのフタ(複節)を開閉している様子を

目撃したことがあります。(しかしこれが胞仔だったとは確認していませんが) 大人になってたくさん干潟に帰ってきてね🦀カニ!

                    2022年6月18日 記

 

写真/文 佐川麻理子

今が旬!多摩川河口の自然の話28 ヒヌマイトトンボって!

写真の左がオス、右がメス、どちらもイトトンボの仲間です。

これはヒヌマイトトンボと言います。このトンボは1971年に茨城県で新種として発見されたトンボとして知られていますが、その数は実に僅かで各地で絶滅が危惧されています。

多摩川河口でも一部の場所で例年観察されていますが、芦原などの

環境の変化でとつぜんいなくなってしまうかも😲しれません。

多摩川河口では毎年、5月下旬から6月にかけて、雌雄が成熟し、次の命のために芦原の中に出現します。

特にオスの背中の星のような模様は特徴的なので、特別昆虫の専門家でなくても見間違うことはありません。

初夏の一時期、皆さんも探してみてはいかがですか。

                     2022年6月3日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話27 ヒルザキツキミソウだよ🌻

初夏の多摩川沿いをお散歩していると、あちこちにとつぜんまるで

お花畑のように🌸薄ピンク色の花が上を向いて咲いています。

写真の花だとしたらそれは「ヒルザキツキミソウ」😊

もともとは園芸用に移入した外来種ですが、今ではすっかり🌼🌸

初夏を彩る花の一つになりました。🌻

ツキミソウの仲間は主に夕方咲き出すのが特徴ですが、ヒルザキツキミソウはその名の通り昼間から咲いています😊

これらの草はいずれ土手の河川管理上、どうしても刈り取りされる場合が多いので、今のうちにたっぷりお花を楽しんでくださいね。

                   2022年 5月13日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話26 干潟の季節やってきたよ😊

やっと気温も上がりはじめ、いよいよ干潟の季節がやってきましたね😊。多摩川河口はすぐそばが海。海の水は干潮と満潮を約6時間ごとに繰り返しますが、今まで寒い冬の時期は、一日約2回の干潮のうち、潮位を一番さげる干潮が主に夜間ありました。🌙🌟

 それが春から夏にかけては同じ干潮でも一番潮位を下げる干潮が主に昼間にやってきます。🌞 潮干狩りが初夏の風物詩となるのも🦀 そのあたりが、理由なのかも知れませんね(* ̄- ̄)🐟🦀

 こればかりは、🌙お月様🌞お日様🌏地球様のご都合なので

私たちにはどうすることもできません( ´∀` )

 やはり自然にはかなわない。写真は広く干潟が出た様子です。

でも、水辺の事故😢には十分お気をつけてくださいね。😊

                   2022年4月22日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然の話25 ゆっくりゆっくりでてくるよ

🌸季節どんどんすすんでいく頃になりました。寒いと思っていたら急に汗ばむ今日この頃ですが、干潟の生き物たちにはゆっくりさんもいます。写真はクロベンケイガニ(左下はアシハラガニ) 

同じ🦀カニでもチゴガニやヤマトオサガニは気温が上がるといっきに干潟の上で見られることがありますが、クロベンケイガニ、アシハラガニ、アカテガニなどたちは、そう簡単には出てきません😥ゆっくりゆっくりと出てきます。はじめは穴の奥深くにいたカニたちが少しずつ穴の入り口に、、そして気温があがってくると石の下や大きなゴミの下に、、

やがて、ちょっとちょっと、干潟に近いところに出てきます。

やはくみんなの前にどんどん出てくるといいね😃まってます😊

                2022年 4月 11日(月) 記

 

今が旬!多摩川河口の自然のはなし24ちっちゃい子が湧いてきた                   

すこし見えにくい写真ですが^^;よくみるとちいさなエビのような生き物が見えますね。これはイサザアミと思われる甲殻類(甲殻亜門)です。🦐

春先🌸、干潟館の生きもの調べで目の細かい網で水際をすくうとたくさん見つける事があります。水槽に入れるとスイスイと泳いでいますが、ほかに魚🐟がいたりするとあっという間に食べられてしまします😢

きっと自然界でもたくさん生まれて、たくさん食べられるという役割なのでしょうね😢 かなしいようですが大事な大事なポジションなのでしょう😊

やがてイサザアミは春が進み暖かさが増してくると姿を消してしまいます。

その頃になると干潟の生き物たちが育ち、カニや魚🐟が目立ってきて干潟本番を迎えます。ありがとう(^▽^)/ ちいさな生き物たち😊

2022年3月18日 記

 

 

今が旬!多摩川河口の自然のはなし23 アサクサノリって?

アサクサノリって知っていますか?今私たちが普段食べているのは多くは養殖したノリですが、多摩川河口には自然のアサクサノリが

ひっそりと生きています^^アサクサノリは東京湾でも、今やとても貴重な存在です😃 

ノリ(海苔)は海藻類。カキガラの中で糸のような姿で育って、寒くなると芦原などに取り付き葉っぱのようになり、食べられる海苔となります。(不思議な生き方をしますね)

どうも寒い冬が好きそうで、今年は久ぶりによく育っていそう😊

大切な生き物がいる多摩川河口。いつまでもアサクサノリが育つ

干潟の自然でいてほしいですね(^▽^)/

                     2022年3月2日 記

 

 

今が旬!多摩川河口の自然のはなし23 オオジュリンの🐤きせつ

冬枯れのアシ原、よく見ると中に小さな鳥がいて、アシの茎に

とまり、何やら一生懸命探っているようす (・・? 耳をすますと

ぺきぺきとアシの茎が割れるような音も聞こえてきます。(・・?

その正体は「オオジュリン」かもしれません。🐤

主に冬鳥として多摩川河口の広いアシ原にやってきて、アシの茎

の中の虫をくちばしで割って捕らえて食べているのです。

大きさは15~16cmほど。本当に冬のアシ原と同じような色で😥

野鳥ファンも写真を撮るのに苦労します┐(´∀`)┌📸

チュィチュィと鳴く声もスズメのチュンチョンと混ざると聞き逃し

そうですが、無心にエサを探る様子は見ていて飽きませんよ^^

やがて春になると多摩川河口では見られなくなる鳥のひとつです。

今のうちに野鳥観察もお楽しみ下さいね😊

2022年2月11日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然のはなし22 ちいさなちいさな🌸

相変わらず寒い日が続きますが、多摩川にも少しずつ春が近づいて

来ています😊 お散歩やジョギングの途中、ちょっと足元に目を

配ってください😲 特に北風が当たらなそうな南を向いた土手の

斜面など、すでにちゃっかりお花を咲かせている所があるかも😊

写真はオオバコ課「オオイヌノフグリ」。外来種ですが、なかなか可愛いいお花でしょ😊在来種には「イヌノフグリ」がありますが

これは絶滅危惧種Ⅱ😲なかなか見ることができません😢

多摩川河口はけっこう暖かい場所があって、冬でも緑色の草地が

スポット的に見られます。そんなところをジーっ👀とみてみると

自分だけの発見があるかもしれませんよ😊

                    2022年1月28日 記

 

今が旬!多摩川河口の自然のはなし21 魚とり名人🐦鳥^^

水に潜って魚を捕食する鳥は多摩川河口でも、スズガモ、キンクロハジロ、カワウなど様々な種類が見られますが、その中にカンムリカイツブリがいます。この冬は多摩川河口でも例年と比べやや沢山のカンムリカイツブリが見れるようです。

写真は橋の上から真下にいたカンムリカイツブリを撮ったものですが、おおきなアシひれを上手につかって繰り返し潜水して魚を取っていました。

多摩川河口では、ボラやマルタウグイの大群などたくさんの魚が

暮らしています。🐟🐠それらを狙っているのでしょう。

カンムリカイツブリを観察していると、だいたい30秒から40秒ほどの潜水時間です。

冬の川の中で、とても活発に魚とりをしている姿をみると、私たちも寒さも忘れてしまいそうですね(^▽^)/

                   2022年 1月10日 記

今が旬!多摩川河口の自然情報20 カップルがつぎつぎと^^

北の国から渡ってきたカモたち(オナガガモ、ヒドリガモ、コガモ

マガモ キンクロハジロ ホシハジロ スズガモ、、)は今まさに

恋の季節。♡ オスガモたちはすっかり艶やかな羽色や、長い尾羽

(オナガガモ)をたくわえて、メスガモたちに自分と結婚して❣と

アピアピ😊しています。やがて春が近づきカップル💑ができると彼らはまた北の国へと帰って行きます。オス同士がけんかしたり

メスたちがもめにもめたり😊よく見ているとホントに楽しいよ😄

まさに冬ならではの楽しい観察シーンですね😊

                  2021年 12月24日 記

今が旬!多摩川河口の季節のはなし19 カニたちの冬越し

写真をよくご覧ください(見えにくくって🙇ごめんなさい^^;)

🦀カニが砂の中にもぐっていますね。芦原の中の大きな流木の

下にいました。「何するんだよ~😠」って言われているようで😢

写真を撮って流木をそっと元に戻しました🙇。

 干潟のカニは、種類によって冬越しの仕方が微妙に違います。

ヤマトオサガニやチゴガニは、真冬でもお日様がポカポカの風も

無い穏やかな日は、干潟の上でゆっくりとハサミを動かしていることがあります。(土手の上からはなれて、そ~と探してごらん😊)

 しかしクロベンケイガニやアシハラガニ、アカテガニなどは

春が来るまでその姿は殆ど見ることがありません。

 土や泥の中に穴をほり、じっとしているのでしょう。

干潟館の水槽の中のカニたちも、やはり冬の間はあまり動かず

石のすき間や、くぼみなどでゆっくりとしています。

 そっとしておいてあげたいね。冬のカニ🦀😊

                    2021年12月6日 記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし18 冬鳥おそろい^^

冬鳥たちもすっかり出そろいました(^▽^)/🐦🐤

今六郷橋下流で見られる冬鳥たちは、ヒドリガモ(写真の群れ)

オナガガモ、コガモ(今年は少ないです😢) いつも見られる鳥は

カルガモ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、カワウなどです (留鳥)

ヒドリガモは現在30羽~40羽とたくさんの群れで来ていますよ😊

「ヒュ~イ」とオスの甲高い声が川に響き渡ります😲

セイタカシギは大体20羽前後で見られます。(多い時は25羽も!)

また、カンムリカイツブリも大師橋下流でよく見られます😊

時には群れで隊列組んでスイスイと😊なかなか見ものですよ^▽^

                  2021年 11月 17日 記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし17 チョウゲンボウいるよ

冬が近づくと、野鳥ファンも忙しくなってきます。

野鳥観察は一年中楽しめますが、冬ガモや猛禽類(ワシやタカ)の

写真を狙う人はやっぱり冬ですね。😊

今、河口ではチョウゲンボウ(写真)や、ミサゴ、時にはオオタカ

などが報告されています。🐦

チョウゲンボウは小型の猛禽類。ハトをやや大きくしたほど。狙うエサはムクドリやハトなど小型の鳥が多いようです。

時にはカラスに追われていたりするけど😢獲物を追い、捕らえると広い駐車場やグランドなどで周囲を警戒しながらあっという間に

その肉を平らげてしまいます。やっぱりその姿は勇猛果敢ですね。

                      10月30日 記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし16 モズがやってきたよ😊

澄んだ秋空にギギッ、キイキイ、キュキュ、チュルチュルこれらのような甲高く響き渡る鳴き声がしたらそれはモズかもしれません。

何しろモズは「百舌鳥」と書きます。百種類の鳴き声をするとか。

 多摩川河口でも毎年秋🍁が始まると、早速やってきます。🐤

野鳥ファンなら姿を見つける前に、その声で気が付きますね😲

 彼らは冬の間は、山地から暖地や街中🏠に移動して虫やトカゲなどの小動物を獲物にしています。これら捕らえた小動物を枝や

鉄線などにさして取っておく「はやにえ」は有名ですね😊

 ふだんは群れずに一羽で高い所にポツンと止まっている姿は、

まさに「孤高」😲 魅力的な鳥ですね😊 2021年10月6日 記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし15 セイタカシギの季節

 

秋冬の🐤鳥、セイタカシギがやってきた😊ことしはなぜか早くも

夏が盛んな頃からたくさんでやってきてくれました。

 例年だと本格的に群れでやってくるのは初秋の頃ですが、('_'))最近では特に六郷側の干潟(大田区多摩川左岸)で20羽以上で見られることも😊

黒と白の羽色に赤く長い脚、干潟ではとても目立ってきれいな🐤

鳥ですので、是非お散歩のついでに探してみてください(^_-)-☆

 おそらく冬が本格的になっても多摩川河口付近(特に六郷干潟)

に居続けてくれます。川岸に近いテトラの上などにちゃっかり立っていたりと、私達のすぐそばで観察できるはずです(^^♪ 

 しかし野生の生き物ですから_(._.)_驚かないようにそ~っと見てあげてくださいね。😊      2021年 9月17日 記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし14 土手に咲くヒガンバナ

 夏の暑さもやわらぎ、秋の風が吹き出すころ、多摩川河口の土手にもヒガンバナが咲きだします😊

 この花は本当に不思議な花で、いきなり30~60cmの茎が伸びだし、その先に鮮やかな紅色の花を5個から7個まとまって咲かせます🌹 やがて花は枯れ姿を消したかと思うと、晩秋のころ深い

緑色のやや光沢がある細長い葉だけを伸ばし、☃冬を越し、翌年の春には枯れてしまいます。しかし根は枯れずに残り、そこからまた秋の訪れと共に茎を伸ばし花を咲かせるのです。

 土の中にかくれた根が地表に葉や花をだしたり枯れたりと、まるで私達を驚かせているようです👀 

 花が終わった後も観察してみてくださいね😊

                   2021年 8月28日 記

 

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし13 シギ、チの季節

まだまだ暑い夏は続きますが、干潟は秋きの走りが見られだしました。それはシギ、チと言われる旅鳥🐤のシギやチドリの仲間が現れだしたから。彼らは長い旅の途中、春と秋のはじめにここ多摩川河口に立ち寄ります。そして長い足で歩き回り、口ばしを使って、干潟の上のカニ🦀やゴカイを上手に捕えます。

写真上段左はキアシシギがヤマトオサガニを捕らえる様子。 

運が良ければ、くちばしで石やゴミをひっくり返して下にいるカニ🦀を食べるキョウジョシギ(写真下段右)に出会えるかも😊

また白と黒の羽色のセイタカシギ(写真中段左)は、今年は早くもやってきました。観察が楽しみですね。 2021年8月10日 記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし12 ハゼ釣りがはじまったよ

 

 さて、いよいよ多摩川河口にもハゼ釣りの季節が始まりました。

ハゼは春先に生まれ夏を迎えてだんだん大きくなっていきます。

できハゼ🐟彼岸ハゼ🐟落ちハゼ🐟、季節の進みと共に呼び名も変わっていきます😊(写真左上のケースの中の左先の魚がマハゼ、

他はボラ、チチブ。釣りの様子は2020年のハゼ釣り教室)

 先日干潟館スタッフのハゼ釣り調査をしましたところ

(7月23日16-18時まで 干潟館周辺 満潮17:35 199cm)

49mmから112mm 23尾 平均82mmとなりました。🙇

エサ アオイソメ ウキ釣り 一竿です。🎣 

 まだまだ天ぷらにはちと早いかな~(>_<)

でもハゼの天ぷらは絶品😊 いただいた大事な命_(._.)_は

無駄にせずきちんと美味しく食べようね😊

もし食べない魚はその場でリリース!釣り人のマナーです_(._.)_

★やっぱりカッコいい釣り人になりたいね😊 2021年7月26日記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし11 干潟のマッチ棒

夏が本番をむかえカンカン照りの干潟になにやらうごめくものが!

よく見てください😊もしかしたらヤマトオサガニの大群かも知れませんよ(^^♪🦀 ヤマトオサガニはスナガニ科、水分の多い

ドロドロの干潟が大好き!干潟の中の微生物をハサミで上手に摘み取って食べています。🦐

 時にはオスが大きなハサミをふって、メスを誘ったり、またオス同士がケンカしたりと、見ていて飽きません😊捕まえようと干潟におりていくと、あっという間に斜めの巣穴に入ってしまい、なかなか捕まえることができません。😢

 彼らは危険を感じると泥の上にマッチ棒のような棒がついた目玉👀だけを出してあたりをうかがっています。干潟の上をじ~っと見てみてください。見つけられるかな😊  2021年7月9日 記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし10アカテガニとベンケイガニ

写真をみて下さい。左はアカテガニ🦀 右はベンケイガニ🦀

こうして比べると分かりやすいですが🌻🌲🌻野外で見つけると

意外に分からないものです。よくベンケイガニ🦀を見つけて

そのハサミの色から「アカテガニがいたよ!」ってお話する事も^

多摩川河口にはその両方がくらしていますが、アカテガニというと三浦半島の小網代の森(干潟ファンは知ってるよね😊)が有名なように、豊かな森🌲🌲🌲がないといないと思われる方もいるかと。

しかし多摩川の周りにある木々が集まっている所や、マンションの

生垣などほんのちょっとした所にアカテガニがちゃっかりと暮らしていたりします😊カニはエラ呼吸。必ずどこかに水があるはず。

一方ベンケイガニは多摩川河口ではアシ原の周りや中に見られます。その数は一緒にいるクロベンケイガニの何十分の一ほど、

甲羅の形もおでこの所がゴツゴツしているのでよく見れば見分けが

つきます。🦀🦀どちらも多摩川河口ではちょっと少数派😢

見つけて観察したらもとの場所にそっと帰してあげてね😊

                    2021年6月22日 記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし9 干潟のトンボは、、

干潟は海のそば、だからチョット潮水です。でもそんなところが

大好きなトンボもいます。それがヒヌマイトトンボ。

とっても小さく、なかなか目につかないイトトンボの仲間ですが、

水辺のすぐそばの芦原の中でひっそり静かに命をつないでいます。

実は1971年に茨城県で新種としてみつかったこのトンボは、今では環境省の絶滅危惧種に指定されています。

もし見つけても、捕まえたりしないでそっと観察してね😊

写真は左がオス 右がメス。       

                     2021年6月11日記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし8 コアジサシがきているよ 

多摩川もすぐそばが海になる殿町干潟にコアジサシがきているよ

今年はちょっと少な目かな~って思いますが😢 でも広い河口に

「キリッキリッ!」と鳴く声が聞こえると、やっと夏が来るって

感じがしますね😊彼らは数千キロ離れた南の国からやってきて、川の中の魚🐟を取り、オスはメスにプレゼントしてカップルになり、子育てして、若鳥たちと共に、夏が終わる前にはまた、

南の国へ帰って行きます。こんな小さな体でスゴイ!パワフル😲

                       5月26日 記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし7 ウラギクの葉っぱが出たよ

植物ファンには大人気の多摩川河口のウラギク😊

今年も葉っぱが出だしたよ!良かった😊あの2019年の台風19号

の大氾濫にも負けず!😠(河口で毎年さくお花🌼汽水域が好き) 

写真は10月の咲いた花(左) 今年の春に出だした葉っぱ(右)

がんばれ!ウラギク 今年も咲くといいね😊 (5月14日 記)

★追記です😢

10月3日現在 はあ~;;ウラギクのお花はまだ確認できません++

葉っぱと思われていたのはどこに行ったのかな~;;

あるいは別種だったのかな~;;しかしひろ~い多摩川河口😊

どこかに咲いている事、この先咲く事を願って観察していきたいですね😊

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし6 オオヨシキリが鳴きだした

 夏に遠い南の国から何千キロの旅をしてやってくる夏鳥の代表選手はオオヨシキリ🐦とコアジサシ。

 そのオオヨシキリが先週(4月26日以降)多摩川河口のアシ原で鳴きだしましたよ😊

 夏が近づくとアシの高い所に止まって「ギョシ、ギョシ、ゲゲ」

と大きな声で鳴く姿が見られます。

 彼らは繫殖の相手を見つけ子育てをして、夏が終わるころには

また南の国へ若鳥と共に帰って行きます。🐤

 是非、アシ原の中で声がしたら見つけてみてくださいね。

                    2021年 5月1日 記

★追記です★コアジサシは大師河原周辺で見られだしました😊

(5月5日)やっときたよ~😊今年は大師河原ではおそかったな~😢

 

 

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし5~ボラの子受難😢

 

 干潟にお日様🌞が暖かさを増してくると、水の中もにぎわいできます。春は小さなボラ🐟の子たちがたくさんの群れとなって、干潟の水際までエサをもとめ、また深場にいる大きな魚🐡から逃れるように押し寄せてきます。しかしそれをちゃんと知っているのか、鳥たち🐦🐤がそのボラの子を食べにやってくるのです😲

 写真はコサギがボラの子を競い合って捕らえているようすです。

 干潟館の生き物観察では、網ですくったボラを計測して成長を

調べています。(春の子は今頃概ね25mm~38mm位ですね)🐟

 さて、たくさんのボラの子は、殆どが他の生き物🐡🐤のエサとなるのでしょう。😢悲しいですがそれが命が繋がる自然の摂理😊

 しかしボラは出世魚、70cm以上の最大級に成長した大物は呼び名を「トド」と言います。(海の中で見るとまさに!大迫力😲)

「とどのつまりだよ」ってこれ以上はないよって意味ですね。😊

 がんばれ!ボラっ子(おぼこ)😊   2021年 4月20日 記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし4~ツバメが来てるよ😊

 春を本格的に迎えるころになると、南の国からやってきたツバメがあちこちで見られるようになります。🐤

 干潟館のまわりでも毎年3月下旬には、河原や、時には町の中でもエサの虫🐝🦋をさがして猛スピードで飛び回る彼らの姿を見ることができます。写真(2020年8月7日)は春に生まれ夏に南の国へ親鳥🐦と共にわたる前の若いツバメの姿と思われます。

 エサをねだる様子ですが、親鳥はあえてなかなか素直にエサを与えません。「自分で飛んで、エサを取るんだよ!一緒に南の国まで飛ぶのだから!」😠 そんな親の気持ちが見え隠れしますね😊

がんばれ!若いツバメ!🐤

                      2021年4月5日記

 

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし3~カニたちが出てくるよ!

急に暖かさが増してくるこの頃。🌸そろそろ干潟でもカニたちが出て来ます。干潟をよ~く見てみると、いたいたハサミをゆっくり

動かしている🦀たちが、ドロドロの干潟にはヤマトオサガニ、

ちょっと砂っぽいところはチゴガニ🦀写真は左上ヤマトオサガニ

右上チゴガニ🦀、左下ベンケイガニとクロベンケイガニ🦀

右下アシハラガニ🦀、もうちょっと暖かくなると石やゴミの下にもクロベンケイガニやケフサイソガ二がいっぱいになりますよ😲

 楽しみにしててね😊           2021年3月18日記

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし2~つくしんぼ出たよ!

 土手や草原を歩いているとちいさな春を発見します。🌹

つくしんぼもその一つ。「ツクシ」はシダ植物のトクサ科のスギナの胞子茎の事。写真では周りのとげとげした緑の短い草がトクサ。ちょっと乾いた日当たりの良い所にはえています。🍃

 さてツクシは、はかまの部分(茎をくるんでいるところ)をそぎ落とし、よく洗いアクをおとして、てんぷら、卵とじ、きんぴらなど

春の野草料理の人気ものです。(筆者はニンジンの細切りを混ぜたきんぴらがおススメです^^🥕ただし野草料理は必ずきちんとした知識のある人と一緒に(._.)時には毒の草もあるのでご注意❕)

 お散歩のついでにちょっとさがしてみてはいかがですか?🌼

                    2021年3月6日記

 ~多摩川河口の自然情報~ 2021年3月(上旬)現在

 多摩川河口の大田区側ではサトザクラの仲間の🌸が開花しています。(六郷水門近くや、大師橋レンガ堤付近など)

また冬鳥たち(カモの仲間など🦆)の北帰行も始まっていますよ。

そろそろ、冬鳥が北国にかえって見られなくなる前に観察してみてくださいね。🐦🐤

 また、グランドや河川敷、アシ原には、ツグミ、オオジュリン、

ホオジロなどがまだいます。彼らも春が本格的になるころには

あまり見られなくなります(;;)🐤

 しかし天気が良くて気温が高い日には 干潟にヤマトオサガニ、

チゴガニが、そして暖かさが増してくると今まで土の中などで冬ごもりしていたクロベンケイガニ、アシハラガニ、ベンケイガニなどが土手やアシ原の中に出できます。🦀

 いよいよ干潟観察会の季節ですね!🐚🐟👒

 

 

 

今が旬!多摩川河口の季節のはなし1~🦆カモたちの北帰行~🦆

多摩川に限らず冬鳥をいわれるカモたちの仲間はやがて春🌸が

くるとだんだんと北の国(ロシアなど大陸や北方の国など)へと帰って行きます。北帰行ですね。ただカルガモは留鳥といってほぼ一年中見られます。(写真はヒドリガモの群れ🦆) 六郷橋下流で見られる冬ガモはヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オナガガモ、コガモ、オカヨシガモ、マガモ、スズガモ、ハシビロガモ、などがいますが、彼らは冬の間はたくさんの仲間と共に多摩川で過ごしますが、やがて春🌷が近づくとだんだんと姿を消していきます。春🌺の訪れを待ちながら、冬ガモ🦆たちがいつまでいてくれるか💛観察してみてはいかがでしょうか。😊2021年3月上旬記

 

多摩川河口いきもの調査で確認された生き物をお伝えします。

2013年1月多摩川六郷橋下流河口域生物調査.pdf
PDFファイル 1.4 MB
2013年3月4月多摩川六郷橋下流河口域生物調査.pdf
PDFファイル 2.0 MB
2013年5月6月多摩川六郷橋下流河口域生物調査.pdf
PDFファイル 1.7 MB
2013年7月8月多摩川六郷橋下流河口域生物調査.pdf
PDFファイル 2.6 MB
2013年9月10月多摩川六郷橋下流河口域生物調査.pdf
PDFファイル 2.4 MB
2013年11月12月多摩川六郷橋下流河口域生物調査.pdf
PDFファイル 2.5 MB